2019年11月23日

臨済宗における葬儀の流れとお焼香の回数

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鎌倉時代に日本国内へ伝えられた地われるのが、禅宗の一つである臨済宗です。臨済宗の葬儀の流れですが、宗教者の呼び方として導師の入場から始まり、髪の毛を剃る儀式が行われます。とはいえ現代では本当に剃髪をその場で行うわけではなく、カミソリで剃るような素振りをする程度です。

世界の様々な宗教においても、生前の人生の中での罪を許してもらう、あるいは行いを後悔しての許しを乞うはありますが、同じようにお葬式の工程で懺悔文があります。三帰戒文は仏様の教えに対して帰依を誓うこと、また三聚浄戒の清めの儀式を行い、さらに十重禁戒が行われる流れです。

正式に一連の工程を行うことで、仏門へと入ることになりますのでお香もたきます。棺に故人を入れたら蓋が閉じられるまでに念誦が唱えられることになりますが、取れは特別な念誦です。出棺の際にも特別な念誦があり、気持ちの中だけではなく経文や仏を口に出して唱えます。

故人の成仏を祈願する重要な儀式が、山頭念誦であり特徴的でもあります。仏式のお葬式ではお焼香は必ずありますが、臨済宗の場合は合掌に一礼をして、抹香を指でつまんで香炉へと落としますが複数回ではなく1回のみ、合掌を行い礼拝の流れです。