2018年06月11日

マナーとして知っておきたいお焼香の種類

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焼香には作法がありますが、立礼焼香が現代もっとも一般的な作法でしょう。自分の順番が来たら香炉の前まで歩いて進み、立ったまま焼香をする方法です。マナーとしては、進み出る前に遺族へ一礼して、僧侶がいる場合は僧侶へも一礼してから進みましょう。

そして遺影の前で一礼してから抹香を人差し指と親指でつまむようにして、それを一旦額の位置にまで持ち上げて祈るようにしてから香炉にくべます。やけどの恐れがあるので香炉には絶対に触れないで、抹香だけを落としてください。

回数は、人数が多いと一回でと案内がある場合もありますし、基本的には1回で問題ありません。最後に合掌して冥福を祈り、一歩下がってから遺影に一礼し、最後に遺族に一礼して席に戻ります。これに対し、座礼焼香は畳敷きの部屋に上がった場合に行われる作法です。

基本的には立礼と同じ動きですが、座布団から立って移動し、また座布団に座る動作が必要です。足がしびれて動けなくなることが怖いので、正座をしながらつま先を立てて、かかとの上に座って準備しておきましょう。並びを作るのが特徴なので、列が短くなった中腰で歩いて列に加わりましょう。自分の番になったら台の手前で正座をしてご遺族に一礼しましょう。その後正面に向き直り、膝でにじり寄るようにして台の前の座布団に乗ります。足で座布団を踏むのは失礼なので、必ず膝で乗り降りしてください。済んだら正座のまま真後ろに下がって座布団から降り、正座のまま遺族へ向かって一礼してから立って中腰で自分の席へ戻ります。